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研究内容紹介

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「即興劇を用いた健康教育」と
「感染症対策としての下水サーベイランスの経済評価」

氏名
Yoo, Byung-Kwang
所属
ヘルスイノベーション研究科
研究分野
公衆衛生学、医療政策学、医療経済学
学位

博士(Ph.D.)(医療政策?医療経済学)(ジョンズ?ホプキンス大学)

キーワード

個人の行動変容、大規模感染症(パンデミック)対策

取り組み内容

主たるテーマは(1)個人の行動変容?生活習慣の改善を目指す予防医療教育と(2)大規模感染症対策。理論?方法論は医療経済学。具体的には、以下のような研究を進めている。

(1)『即興劇を用いた健康教育』

個人の行動変容?生活習慣の改善を目指す予防医療教育に、即興劇を取り入れたプログラムの効果の評価を行う。評価対象の広義の効果は、雇用創出?地方経済再生まで含む。当事者?患者による即興劇の7つの利点として、
 1)経験がなくとも誰でも参加できる
 2)生活習慣を変えるリハーサルができる
 3)自分を客観視できる
 4)他人への貢献を実感できる
 5)記憶に長く残る
 6)友人?コミュニティを作り易い
 7)費用が安価
といった点が挙げられる。

『2分の即興劇で生活習慣を変える! - 健康教育プログラム』(Yooほか, 社会保険出版社, 2023年)

(2)『感染症対策としての下水サーベイランスの経済評価』

亚博国际老虎机手机版_亚博游戏官网-登录平台の公衆衛生対策の評価を、定量的データ分析と定性的な政策分析で行う。

今後頻回に発生すると予想されるパンデミックに対応できる公衆衛生制度?医療供給体制の提言を行う。下水サーベイランスの定義は、ヒトの糞便?唾液中に排出されるウイルスを下水中で検査?監視すること。従来のヒト対象の臨床検査に比較した、下水サーベイランスの3つの御利益として、

 1)感染状況の検出時期が「早い」

 2)検査費用が「安い」

 3)疫学情報としてより「うまい(正確)」

といった点が挙げられる。

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